東坂戸クリニック

【お知らせ】
◇当院では、糖尿病・高血圧の薬も必要最小限を推奨しております。
糖尿病においては、まずは食事療法で身長・体重・生活強度に合った糖質・蛋白質・脂質の摂取をお薦めし、糖尿病療養指導士の資格を持つ管理栄養士による栄養相談を受けることができます。運動療法についても生活に合った運動を考えて行きます。血糖目標値(HbA1c5%台、6%台、グリコアルブミン20%未満など)を設定し、無理は禁物ですので、SDGsを意識した糖尿病治療を心がけております。インスリン分泌が低下しているのか、メタボや脂肪肝でインスリンの効きが悪いのかを見極め、お薬を最適化して参ります。
高血圧症についても、まずは減塩を推奨します。1日6g未満が目標で、当院の尿検査で摂取量を推定できます。血圧上昇の原因についても考察し、メタボであれば内臓脂肪を減らす取り組みを行い、ストレスがあればその緩和に努め、睡眠不足であれがその原因を探ります。いびきなど夜間の無呼吸が疑われる場合は、簡便な検査キットをご自宅へ郵送しますので、検査を行っていただきます。基準値以上であれば当院でCPAP治療を開始できます。原発性アルドステロン症など二次的に高血圧を引き起こす原因についてもスクリーニングします。
食事運動療法で体重が数%減少すると血圧も下がりますし、季節によっても血圧は変化します。上記のような取り組みの上で高血圧の薬を最適化して参ります。
糖尿病・高血圧の薬を減らしたいとお考えの方は是非ご相談ください。
◇8月11日から8月19日まで夏季休診となります。
◇風邪症状で受診する場合は予約枠が普段とは別になりますので、直接お電話ください。
◇【清涼飲料水と血糖値】
これから暑い夏を迎えますので、冷たい清涼飲料水、ジュースが美味しい季節となります。それぞれの飲料水にどれくらい糖分が入っているか、分かりやすく角砂糖4g換算で比較してみます(厳密にはブドウ糖、砂糖、ブドウ糖果糖液糖で異なります)。
たとえば、
コーラ500ml      17個
サイダー500ml     14個
オレンジジュース500ml 11個
スポーツドリンク500ml   8個
加糖缶コーヒー250ml    6個  
です。
計算しやすいように、正常の血糖値を80mg/dL、血液量5L(50dL)としますと
80mg×50dL=4000mg=4g
血液中には角砂糖1個分の糖分しか含まれていないことになります。
血糖値 80md/dL     1個分
です。
ここでお気づきになったと思いますが、例えばコーラを一気に飲みますと、17倍の糖分が入ってきます。急激に血糖値が上がり(グルコーススパイク)、それに見合ったインスリンの分泌はほとんどの方は追いつきません。また、上記の飲料を習慣的に飲みますと、頻回に大量の糖分が入ってきますので、インスリンを出す膵臓の細胞(β細胞)が疲弊し、インスリンが一時的に出にくくなります(糖毒性)。口渇、多飲、多尿、体重減少など高血糖による症状が出たり、吐き気などを伴えばケトアシドーシスという重症の状態になることもあります。
当院では、糖尿病を予防し、血糖値をできるだけ正常に維持していただけるよう、糖尿病専門医の診察とともに、糖尿病療養指導士の管理栄養士が週1回栄養相談を実施しております。是非ご相談ください。
*厚生労働省(自分の飲んでいる飲み物からとる糖分の目安)HP参照
◇【尿検査】は糖尿病、慢性腎臓病の診断に必須です。高血圧においても1日何グラムの食塩を摂取しているか尿検査で推定できます。
当院ではトイレが1か所しかなく、もし可能でしたらご自宅等で来院前に採尿をお願いしております。次回検査用に専用の紙コップとスピッツを渡しております。ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
◇天候によって、屋外で運動しにくい季節(冬場、梅雨、真夏)には、室内でいつもやっている行動をし【ながら運動】はいかがですか?
・歯磨きをしながら、両膝を曲げて中腰をキープ(腰は反らして)
・ドライヤーで髪を乾かしながら、洗い物をしながらスロースクワット
・膝を曲げて、洗濯物を干す
・遠くのものを取る時にストレッチ
・テレビを見ながらラジオ体操
・座っているときにお腹を凹ませる(猫背対策)
・腹式呼吸

*膝を曲げる際は、重心を下に下げるイメージで、膝を前に出さないように。
*膝や腰などを痛めている方は、整形外科の理学療法士(PT)さんに聞いて個別の運動をお尋ねください。

◇当院では、医療費についても出来る限り負担が少なくなるように考えております。
使い捨てのインスリン注射の費用を、ご自身で取り替えるカートリッジに変更すると、約3割自己負担を節約できます(当院採用薬一覧、別紙)。
変更時にノボペン6やノボペンエコープラスなど注入器の費用(3割負担の場合900円程度)はかかりますが、長い目でみれば割安感が出てきます。
また、リブレ2をご使用の方はスマートフォンにデータ移行ができ、いつ何単位打ったかを画面で振り返ることができます。ご自身でインスリンの単位数を入力しなくて済みます。
インスリンを長年打たれてきた方は、インスリンボールやリポハイパートロフィーなどインスリンの吸収が低下している場合もあります。当院では、糖尿病専門の看護師が腹部をチェックして様々な部位に打つよう御案内しております。
また、インスリンを異物と認識し、インスリン抗体が作られ、インスリンの効きが低下して単位数が増えていることもございます。
インスリン治療中の方で、1日のインスリンの単位数の多い方は是非、お問い合わせください。
◇当院では血糖の正常化を目指しております。
年齢や生活の質の低下、認知機能などの低下があったり、低血糖のリスクがあれば、相談の上、緩和いたします。
食事療法、運動療法、内服治療、自己注射の順番でうまくいっているか振り返りましょう。
HbA1cのみでは語れませんが、低血糖なく、HbA1c5%台を可能な限り維持して行きましょう。
血糖値を正常化したい方は是非ご相談ください。
◇家族歴、生活背景などは各個人で大きく異なっており、糖尿病においては、個別化医療が大事であると考えております。
当院では、糖尿病専門の看護師が、お一人お一人に対し、あらゆる角度から丁寧な問診を行っており、その情報を元にサマリーを作成しております。また、定期的に症例検討会を行い、全スタッフでその情報を共有し、最適な治療に役立てております(プライバシーには配慮しておりますのでご安心を)。
糖尿病があまり良くならないなど、お困りの方は是非ご相談ください。
◇ 年齢などによって異なりますが、糖尿病があれば家庭血圧125/75mmHg未満を維持すると、動脈硬化や心臓、腎臓などの合併症を未然に防ぎやすくなります。
冬の間は血圧が上昇しやすいですが、これから暖かくなりますと血管も開き、汗も出て血圧は少し落ち着く方向となります。食塩は6g未満が目標ですが、夏場に汗がたくさん出る方はその分補充して熱中症を防いでください。
エンレスト(ARNI(アーニー))が高血圧症に投与可能となって以来、血液中のANP、BNPを保持して体液管理がしやすくなりました。
適度な運動で善玉のマイオカインが増え、減量で内臓脂肪が減ると悪玉のアディポサイトカインが減り、血圧が安定します。
減塩、適度な運動とともに、家庭血圧を測定して動脈硬化を防ぎましょう。高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019) P53、P126引用(現在は2019年のガイドラインですが、来年改定されるとのことです。)

◇当院では高血圧治療にも力を入れております。ご自宅での血圧測定推奨、減塩相談も行っております。当日の尿検査でどのくらい減塩できているか評価できます。糖尿病、高血圧、脂質を管理して動脈硬化を防ぎましょう。是非お問合せください。
◇糖尿病の合併症は「しめじ」と「えのき」があります。

し:神経障害
め:目、網膜症
じ:腎臓、腎症
え:壊疽、足の血管が詰まってえ死します
の:脳、脳梗塞、脳出血
き:虚血性心臓病、狭心症、心筋梗塞

です。
当院では、神経障害の診断と治療、症状はなくとも年1回の眼科受診励行、尿アルブミン、eGFR(イージーエフアール)で腎臓の評価・治療、脳外科での頭部MRI・MRAの推奨、心電図検査を行い、合併症の予防治療にも努めております。
糖尿病の合併症が気になる方はお問合せください。
◇食事内容を改善し、運動療法を行っても血糖値が良くならない場合は、様々な原因が考えられます。
@インスリンの出が悪くなっているか
Aインスリンの効きが低下しているのか
B他の原因(膵臓癌など)
が考えられます。
血液中のインスリン濃度(Cペプチド)を食前、食後1,2時間に測定し、インスリンの出具合、効き具合を見極めます。
また糖尿病には1型、2型、その他の病気が原因の場合がございます。
特に誘因なく血糖が悪化する場合は、1型糖尿病を合併しているか、膵臓癌などの癌の早期の場合が時々ございます。
当院では、糖尿病専門医として、これらを適切に区別して治療に当たっておりますので是非お問合せください。

◇日中の眠気、いびきで、睡眠時無呼吸症候群かもしれないと思われる方は、自宅で簡易の検査ができます。
朝の高血圧や糖尿病の状態にも影響します。
指数が高かった方は、当院でCPAP(シーパップ)の治療ができますのでお問合せください。
・睡眠時無呼吸症候群について(国土交通省HP引用)
・CPAP療法について(帝人HP引用)
◇クレアチニンが高め、腎臓の機能を示すeGFR(イージーエフアール)が60未満、尿たんぱく陽性は、慢性腎臓病の可能性があります。糖尿病や高血圧からも腎臓病を合併します。
糖尿病専門医、腎臓専門医として的確にアドバイス致しますので、是非ご相談を。
◇持続性GIP/GLP-1受容体作動薬
「マンジャロ」
6月4日から全ての投与量が使用可能となります。
2型糖尿病で、食欲があって困る方や、体重がなかなか減らない方はご相談ください。1週間に1回ご自分で注射します。
使い方は糖尿病療養指導士が説明させていただきます。
栄養相談と併せて行うと効果的です。是非お問合せを。

◇「Free Styleリブレ2」が使用できます。
インスリンなどの自己注射をされていて、スマートフォンが使える方は是非お試しください。スキャンしなくても1分毎にグルコース値がリアルタイムに表示され、高血糖や低血糖アラートも設定でき、自己管理がしやすくなります。
また、血糖値が気になる方は、6340円(税別)で、糖尿病のある方は、6/1から保険診療で6340円の◯割負担額で使用できます。
当院で装着し、ご自宅での装着方法、スマートフォン(一部連動しない機種あり)の操作説明等も糖尿病専門の看護師からご説明させていただきます。
糖尿病の予防、治療の一助としてご活用ください。ぜひお問合せください。
*糖尿病で初めて当院にご来院される場合、保険診療の兼ね合いで、リブレの処方は翌月からになります。
◇糖尿病療養指導士、管理栄養士による栄養相談を下記の午前中に実施しています。糖質の量とインスリン投与量を合わせる、ざっくりカーボカウントを始めました。
土曜日もありますので、お気軽にお問合せください。

★万一、キャンセルされる際は、3日前までに電話にてご連絡お願い致します。

7月31日(水)午後も可能
8月 6日(火)午後も可能
8月23日(金)午後も可能
8月29日(木)午後も可能
8月31日(土)
9月 3日(火)午後も可能
9月14日(土)
9月19日(木)午後も可能
9月27日(金)午後も可能
10月8日(火)午後も可能
10月17日(木)午後も可能
10月26日(土)
10月30日(水)午後も可能
11月5日(火)午後も可能
11月14日(木)午後も可能
11月22日(金)午後も可能
11月30日(土)

◇風邪症状でご来院の方へ
 (発熱・喉の痛み・咳・痰・鼻水など)
当院では院内に隔離スペースがなく、感染症の検査を院内で行うことができません。検査キットをお渡ししますので、ご自身で検査してからのご来院をお願いしています。待合室に糖尿病や慢性疾患の方がいらっしゃるのでご協力をお願い致します。
陰性・陽性 → どちらも対応しますので結果を電話してください 
        049(284)1718




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電話:049-284-1718